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日本海スルメイカ異常事態 休業小型船が続出


道内A重油の価格推移

 日本海のスルメイカは水研の予想に反し、不漁色が濃厚だ。同時に、燃油高騰で生操業の小型は休漁船が続出、水揚げ不振に拍車を掛ける異常事態に陥っている。一方、船凍イカの中型船は、スルメイカの不漁に加え、在庫の関係から冷凍品の市況が弱く、北太平洋のアカイカにシフトしている。

  石川県水産総合センターの話=3日現在 日本海スルメイカの中心漁場は、金沢と能登の沖合に形成されている。昨年は水温が高かったため、スルメイカの北上が早かった。このため、石川県での漁場形成は短く、水揚げは少なかった。しかし、今年は例年より少なかった昨年より、さらに少ない水揚げだ。5月1~20日までの県内の水揚げは7万3千箱。前年同期の62%でしかない。サイズも小さい。30~40尾入れが8割方を占め、20~25尾入れは2割以下だ。表面水温は、昨年のような高さではない。平年並みか、やや高いくらいで推移している。不漁の要因としては①燃油の高騰で出漁を見合わせる船が2割程度あり、水揚げ不振に拍車を掛けている②昨年の春・夏生まれの成熟群(20~25尾サイズ)が少ない―などが考えられる。

 日本海のスルメイカ漁況予報では、昨年を上回る釣果が期待できるとしている。ただ、予報の根拠となっているデータは、秋・冬生まれ群の昨年10月時点での稚仔と、今年4月段階での5センチ程度の子どもの、それぞれの分布調査によるものだ。この調査で昨年を上回る資源量を確認できたわけだが、調査時点以降の環境変化によって、生残率がどう変化したかについては、分からないのが実態。7月に日本海の各県水試が一斉に漁場調査を実施するが、それによって本当の資源状態が分かることになる。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2008年06月09日付)

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