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IQはまだ議論の外 ドーハ・ラウンドの情勢

 水産庁の長畠大四郎漁政部参事官は、このほど札幌で貿易自由化に向けたWTO(世界貿易機関)交渉でのIQ(輸入割当)制度などの情勢について講演(コンブ輸入割当制度堅持道自治体協議会主催)した。要旨は次の通り。

 ▽現行のドーハ・ラウンドは、農業分野で各国の利害が対立、膠着状態が続いている。近く閣僚会議が開かれる予定ではあるが、余談を許さない。
 
 ▽水産物は非農産品市場アクセス(NAMA)交渉で、関税引下げ・分野別関税撤廃・非関税措置(IQ制度など)について、またルール交渉では漁業補助金について、それぞれ議論している。
 
 ▽コンブなど海藻類については、農産品か水産品かの議論がある。農産品となれば、IQは撤廃される。NAMA交渉の議長提案では、海藻を非農産品として扱う、としている。しかし、ブラジル・ノルウェー・米国などは反対しており、決着していない。
 
 ▽非関税措置についての議論では、今のところIQ制度は取り上げられていない(ただし、ニュージーランドなど4カ国は、わが国のIQ制度が非関税障壁であると通告している)ものの、油断はできない。
 
 ▽漁船建造・漁港施設・価格支持などの漁業補助金についてわが国は、過剰漁獲につながる補助金に限定して禁止を主張している。しかし、米国やニュージーランドは原則禁止を主張し対立している。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2008年05月19日付)

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