紋別・丸富農水、サンマ、ホッケをおからで漬け込み

紋別市の海産物卸、(有)丸富農水(三浦茂社長)は、オカラでサンマ、ホッケを漬け込んだ「おから漬」を製品化。オカラは昨今、健康食としても話題を呼んでいる食材で、漬け魚への使用は珍しく、注目を集めている。
まろやかな味に仕上がるのが特長で、昨年10月の販売開始から小売店、スーパー、業務筋などに販路を広げている。
同社は鮮魚、冷凍、鮭鱒、魚卵など水産物全般を小売店、居酒屋など業務筋に卸売。取り扱い商品の品揃えの一環として、一夜干しなど自社製品も手掛けている。
一夜干しは、ホッケ、ニシン、サンマ、イカなどを製造し、ゆうパックで個人客にも販売。過去にはお年玉付き年賀はがきの懸賞品に使われ、6千セットの注文を受けたこともあるという。
今回開発した「おから漬」は、取引先の豆腐製造業者でオカラが牛のエサのほかはほとんどが廃棄処分されていたことから、有効活用を考え、試験的に製造。取引先から評価を受け、本格的に売り出すことにした。
昆布ダシ、みそ、しょうゆ、みりんなどを混ぜて練り上げたオカラを、頭、内臓を除去したサンマ、ホッケの腹に詰め込み、サンマは2週間前後、ホッケは3週間前後、低温で寝かせて浸透させる。
オカラに対し、みそ、しょうゆなどの調味料が3割の配合。表面は適量に落とし、腹には詰めたままで真空包装。サンマが2尾入り、ホッケが1尾入り。冷凍流通。
サンマは昨年の原料で道東から7・5キロ45~50尾型を10万尾確保。ホッケは羅臼産の400グラムサイズを使用している。
おから漬の特長は「糠漬けなど他の漬け魚に比べ焼き上がりが早く、身離れが良い。」と三浦社長。「オカラはヘルシー食材。製品も無添加に近い状態」と各方面に売り込み。すべて手作業で手間ひまかかるため、今では「生産が注文に追いつかない状態」という。
(有)丸富農水 紋別市南ケ丘町3丁目17―14
電話0158・24・4241、FAX0158・24・4268
(2007年04月02日付)




