トナミ食品工業のクジラ新商品

道南のトナミ食品工業(株)(利波英樹社長)は9日、クジラの肉を使った新商品2種を発売した。ニタリクジラの肉をクジラ汁用にスライスした「汐くじら」(1パック100グラム)と、ミンククジラを刺身用にカットした「くじらのお刺身」(同70グラム)=写真左から。
「汐くじら」はそのまま鍋に入れ、各家庭の好みに合わせた味付けと具を入れるだけでOK。「くじらのお刺身」も解凍するだけで食べられる。いずれも2、3人前の分量という。
これまでクジラの肉は、一部缶詰のほかは大半がブロック凍結で流通していたが、より簡単に調理できる方法として商品化を思いついた。
利波社長は2年前に発足した函館くじら普及協議会(藤原厚会長)の委員を務める。同協議会は日本鯨類研究所による調査捕鯨枠が大幅に拡大されるのを受け、食文化の伝承と鯨肉の消費拡大を図るために活動を開始した。
同協議会が捕鯨船の誘致活動を積極的に行った結果、昨年4月には来航が実現。これを機に毎月9日を「くじらの日」と定め、地元鮮魚小売業者がクジラ肉の特売を行うなど消費拡大を図っている。
一般向けだが、要望があれば業務用にも対応する。道南を中心に地元消費を優先するが、年末にかけては道内や東北など広い地域での販売も考えている。
問い合わせ先
トナミ食品工業(株) 上磯町追分4丁目6番8号
電話0138・48・1234 FAX0138・48・1212
(2005年11月14日付)




