雑魚「ガンジ」、焼き魚用に加工

ご飯のおかずに合う「ガンジ」の味付け切り身
十勝管内広尾町の(有)カネニ工藤水産(工藤健二社長)は、数年前から雑魚として扱われていたヌイメガジを味付け切り身に加工し、直売店やインターネットで販売している。今年に入り、ラジオが全道放送で紹介したのをきかっけに脚光を浴び、全道各地から注文が寄せられている。
同社は秋サケ、シシャモなどを主力に手がけるほか、前浜物を原料に珍味、一夜干しなどの加工品も製造、直売している。
ヌイメガジは地元で「ガンジ」と呼ばれ、シシャモ漁に紛れ込み、以前は地元のカマボコメーカーが原料に使用していたが、同社がなくなり、加工原料として扱われなくなった。
同社では「前浜で獲れる魚を有効利用しよう」と最初は珍味に加工。さらにごはんのおかずとして食べられる焼き魚用の味付け切り身を製品化。「白身でタンパクだが、皮と身の間に脂分があり、脂焼けしないよう工夫した」と話す。
10~11月にかけて1日200~300キロを仕入れ、開いて中骨を取り除き、調味漬けした後に一夜干しする。味付けはしょうゆとミリンをベースにした「ガンジみりん干し」と、唐辛子を使った「ピリ辛ガンジ」の2種類。
12~13センチの食べやすい大きさにカットし、500グラム(13枚前後入り)の真空パックで販売。各525円。
これまでは地元客を中心に売れていたが、今年6月にラジオ番組が取り上げて以来、立ち寄った人が買い求めたり、札幌や旭川、室蘭など全道各地から電話、ファクス、メールで注文が届き「1回に6~8袋買っていく人もいる」と思わぬブレイクにうれしい悲鳴を上げる。
問い合わせ先
(有)カネニ工藤水産 広尾町並木通西2丁目9
電話01558・2・2733、FAX01558・2・5767
(2005年09月05日付)




