伊達・中井英策商店、キンキの飯寿しづくり22年

伊達市の(有)中井英策商店(及川昌弘社長)が手掛ける高級魚キンキの飯寿しは一村一品運動で登場した伊達屈指の水産加工品。販売数量は500グラム樽換算で年間5万個。
今年で製造22年目を迎えるが、購入客から口コミで広がり、ゆるやかながら右肩上がりを続けている。
中井英光会長がキンキの飯寿しづくりを思いたったのは20歳のころ。浦河町で水産加工業を営んでいた実家では当時、かまぼこ原料として仙台に送っていたが「きれいな赤い魚で色もよく、おいしい飯寿しが出来るのでは」と構想。20年余り研究し、商品化した。
商品化にあたっては「安全・安心な製品の科学的な根拠を持ちたい」(中井会長)と考え、品質管理について、道立食品加工研究センター(江別市)の指導も受けた。
原料のキンキは製造開始から5年間は日高や釧路、稚内などの近海物を使っていたが、水揚げが減り高騰。カナダ産に切り替え、(株)室蘭魚市場から仕入れている。
切り身にしたキンキと、伊達産のニンジン、道産米(きらら397)、ショウガ、麹などと一緒に樽で3週間ほど漬け込む。
販売価格は500グラム樽が2782円、1キロ樽が5544円で、22年間変えていない。原料価格の上昇分は「無休で働くなど人件費を抑えている」と中井会長。
販売の65%は贈答用など個人客からの直接注文。デパートの催事への出展、購入客の口コミなどで客層を広げている。
問い合わせ先
(有)中井英策商店 伊達市南稀府町18―12
電話0142・24・2934、FAX0142・24・2522
(2004年06月21日付)




