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カネキ南波商店の「生たきしらす佃煮」


コウナゴ漁にともないピークを迎えた「生たきしらす佃煮」の生産

 寿都町の株式会社カネキ南波商店(南波恭平社長)は、「生たきしらす佃煮」をはじめ、タラコや身欠きニシンなど数多くの商品を製造、販売している。

 同社の看板商品とも言える生炊きしらすは、後志沿岸で早朝に水揚げされた新鮮なコウナゴを原料に、水あめ、砂糖、しょう油で生から炊きあげたふくよかな味わいが特長。今年の全国水産加工たべもの展で大阪府知事賞を受賞した。

 コウナゴ漁の最盛期には、朝5時からかまに火が入り、加工場は大勢の職人で活気づく。南波社長は「原料となるコウナゴの大きさや太さによってかまの火加減を微妙に調節している」と話し、釜炊きの作業は自らも確認を行っている。

 同社の創業は大正時代。昭和初期から生炊きしらすを作り始め、現在も昔からの製法を大切にしている。使用するコウナゴは体長4センチ以下で、歯触りの良い2センチ以下のものが極上品に分類される。年間60~70トンを製造し、ピーク時には日産6トンでフル稼働する。

 同社は20年ほど前から商品ラインアップの強化にも取り組んでいる。以前はタラコが売上の6割を占めていた時期もあったが、現在はつくだ煮、身欠きニシン、数の子、サケの切り身、イクラなどがタラコと並ぶ主力製品となっている。

 商品の多角化に成功し、年商はコンスタントに10億円前後を維持。南波社長は今後の経営方針について、「最終商品の種類をさらに増やすと同時に、高い品質を維持するためのチェック機能としてISOの導入も視野に入れていきたい」と語り、経営基盤の充実に今後も力を注ぐ。

問い合わせ先

株式会社カネキ南波商店 寿都郡寿都町字大磯町109
電話0136・62・2611、FAX0136・62・3536
http://www.kaneki-nanba.com

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2005年06月20日付)

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