秋サケ船上活じめ、需要定着に期待 雄武漁協

エラと尾柄部にマキリを入れ、血抜きした「活じめ」
雄武漁協の鮭定置部会は、付加価値対策の一環として、全8カ統で「船上活じめ」に取り組んで3年目を迎える。地元の加工業者も刺し身商材などの製造、生送りを手掛け、「船上活じめ」の価値を末端にアピールしている。横内敏男部会長に魚価や需要動向などの手応えを聞いた。
―活じめに取り組んで3年目。所期の目的達成は。
横内部会長 秋サケの付加価値対策として始めた「船上活じめ」だが、魚価の面では昨季は通常のAに比べて、「活じめ」はプールで55円高。今季は難しい状況もある。全体的に序盤の水揚げが少なく、オスA自体の浜値が昨季のキロ平均単価280円から今季は300円に上昇し、「活じめ」の浜値は横ばいで、値差が縮まっている。今季はこれまでのところ30~40円高で、10円程度しかないときもあった。ただ、魚価が近年、回復・高値傾向にあるが、このまま推移するかは分からない。中国輸出の状況などによっては再び、落ち込む可能性もある。せっかく始めた取り組みでもあり、出来る限り続けていきたい。
―「活じめ秋サケ」に対する需要は。
横内 地元の加工業者や漁協の自営工場が手をかけており、それなりに末端からも注文が来ている。血を抜けやすくするために、尾柄部分を完全に切っているので、生送りでは見栄えが良くなかったようだが、カレイなどと違ってサケの場合、そのまま生では食べられない。生食にしても一度凍結する。フィレーなどの加工品としての出荷を主眼に活じめに取り組んでいる。
(2008年10月06日付)

