開き・一夜干しに最適 エムテックの遠赤コンベヤー乾燥機

質の高い製品を短時間で仕上げる遠赤コンベヤー乾燥機「ドライテック」
㈲エムテック(静岡市、増田惠一社長)の遠赤外線コンベヤー式自動乾燥装置「ドライテック」は、各種開きや一夜干しの製造ラインで省力化を実現。ドリップを出さず均一で質の高い製品を仕上げる。
地元関東・東海・常磐地方の干物業界で好評のほか、北海道平成16年に㈱ぎょれん道東食品が厚岸工場のサンマ開きラインに導入したのに続き、今年8月には根室工場に2台目を導入した。
背開きなど一次処理した原魚をベルトコンベヤーに載せ、遠赤外線と冷風で乾燥させる仕組み。伝熱・吸収率の高さにより、乾燥時間は塩水漬けの開きで約15分、みりん干しで約30分と従来に比べ大幅に短縮できる。
内部温度は30~32度。気化熱により魚体温度の上昇幅を5度程度に抑え、余分な水分だけを飛ばすため、うま味成分の残るふんわりやわらかな製品に仕上がる。装置内部を偶数の部屋に仕切り、風向を交互に代えるため品質も均一。
人員は、平段に原魚を乗せ、乾燥後に取り出す配置だけで良く、省力・低コスト化を図れる。コンベヤー速度や乾燥温度を調整することで小ロット多品目生産にも対応できる。
オールステンレス製で衛生的。製品を搬出した後のベルトは回転ブラシとシャワー洗浄、下部に設置したプールで蒸気と熱湯による煮沸消毒する。装置内部もデッキブラシで容易に洗え、紫外線殺菌灯付きで24時間空気殺菌できる。
全長15メートルのコンベヤー式のほか、場所をとらないロータリー式を採用する加工場も増えている。
(2008年11月10日付)

