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全自動イクラ計量器を開発 計量・充填作業を省力化


販売を開始した全自動イクラ計量器

 ㈱北陽(本社・京都市)の産業機械部は、全自動イクラ計量機の販売を開始した=写真。イクラをホッパーに投入するだけで、自動で設定量をトレーなどの容器に充填する。トップシーラーなどとのライン化も可能で、製造工程の省力化、安全出荷に向けた衛生管理対策をバックアップ。イクラメーカーに導入を提案している。

 厚生労働省が平成10年9月に作成した「イクラ製品の衛生管理マニュアル」で製造施設から出荷される製品の微生物規格目標値を設定。イクラメーカーから「出来るだけ、人の手に触れずに製品化できれば」という機械化へのニーズが高まり、食品加工機械メーカーの㈱ヨシダシステム鈴与(札幌市)との共同開発に着手した。

  当初は、計量誤差、液だれなどが課題となったが、システムの改良を重ねて、500グラムに対してプラス/マイナス5グラムまで計量誤差を抑えることに成功。大手加工工業社向けに250グラムと500グラム計量の製品を販売していくほか、外食チェーンやコンビニエンスストアーの小口パックの需要を踏まえて、20~50グラムの小計量タイプも販売してゆく。

 トレーをセット、計量値を入力し、イクラをホッパーに投入すれば、後は自動処理。コンベアーを取り付け、トップシーラーと連結することで、イクラの投入から計量、充填、包装まで全自動処理のラインを組むことができる。同社が全体設計も行う。

 処理能力は1台当たり毎分12~15パック。ホッパーの設置数や容量、トレーのレーン数などはオーダーメードで対応。例えば、2レーンで250グラムと500グラムのパック製品を同時に処理することも可能だ。
 
 自動計量機の処理能力は8時間で2・5~2・8トンで、監視人員など2~3人の配置に省力化。人の手を介する機会が減り、パッキングまでの処理が迅速化でき、「衛生面や生産性の向上に貢献できれば」と同社。
 
 微調整ストッパーで、充填時にイクラに与えるダメージを極力抑制する機能や、原料計量ホッパーを1回の計量ごとにアルコール噴霧で殺菌する機能も装備=写真。本体は簡単に分解でき、清掃・殺菌作業の手間もかからない。
 
 同社ではデモ機の貸し出しも行っている。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2008年10月27日付)

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