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エムテックの遠赤乾燥装置、少量多品種に対応

 食品加工機械製造販売の(有)エムテック(静岡市、増田惠一社長)は、遠赤外線照射乾燥装置で、ロータリー式の装置を開発した。乾燥室に入れたセイロが冷風に向かって回転し、均一に乾燥。小ロット対応、省スペース型で、既に開き加工などで多数の納入実績があるコンベアー式と同等の仕上がり。千葉県銚子市の(有)マルミフーズに1号機が導入され、ウルメイワシの干物製造で、作業効率や品質の向上に威力を発揮している。

 装置は、魚を並べたセイロを三角形に3列配列された円盤にセット。一列10段。円盤が1分間にゆっくり1回転する。セイロは若干傾斜をつけ、前後計5基のファンから吹き出す冷風が正面、上下、左右から当たる仕組みだ。

 マルミフーズでは、ウルミイワシの干物の製品化を進める中で、通常の冷風乾燥では皮がくっつくため、見栄え良く仕上げられる乾燥機を探し、エムテックの遠赤外線照射装置に着目。小ロットに対応できるロータリー式を依頼した。

 乾燥時間は、水分15%飛ばしで、通常の冷風乾燥で3時間かかるところ、1時間と3分の1に短縮。外側がパリッと乾くため、セイロに皮がくっつくことがなく、望み通りの製品が製造できるという。

 温度は5度から37度まで設定可能。装置の寸法は幅4メートル、奥行き2メートル、高さ2・3メートルの省スペース型。少量多品種の生産に対応し、小規模事業者も導入しやすい。

 サンマ、イワシ、サバ、ホッケ、コマイなどのほか、フカヒレ、サツマイモなどの乾燥でも引き合いがあり、これらの処理も可能だ。

 同社の遠赤外線照射乾燥装置は、食品などへの熱伝導率が高く、魚体自体の温度上昇を抑えながら、乾燥できる遠赤の加熱原理を利用し、余分な水分だけを飛ばすため、うまみ成分を残し、ふっくらやわらかな製品に仕上げる。

問い合わせ先

(有)エムテック 静岡県静岡市駿河区西脇652―1
電話054・288・4478、FAX054・289・7780
ホームページ http://mtec.godream.ne.jp/

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年03月12日付)

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