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大阪・戸谷鉄工所のコンブ加工機械


全国から注文が寄せられるコンブ角切機(上下式)

 戸谷鉄工所(大阪市、硲口哲也代表)はコンブ加工機械を専門に製作し、北海道から沖縄まで全国のメーカー、問屋などに製品を納入。10年ほど前から材質をステンレス製に切り替え、サビに強く衛生的な機械を作り続けている。

 コンブの1次加工で使用する角切機、トーシ機・コンベア、サバキ機、砂取機、巻取機などを製造。全国から寄せられる注文に応じて、1台ずつ手作業で製作している。

 主力製品の角切機は回転式と上下式の2種類。回転式は大手メーカーなど単一の商品サイズを大量に製造する専用機で、1分間に約300個のコンブ片が仕上がる。

 一方、上下式は1分間に約200個とスピードは劣るが、断面がきれいで商品サイズをユーザーが調節できるのが特徴。小規模の加工場では、カットだし、刻みなど複数の用途で使っている。

 コンブを切る刃には、「ハイス」と呼ばれる金属材料の切削も可能な高速度鋼を使用。長期間に渡って、切れ味が持続する。

 従来は機械本体の材質に鉄を使っていたが、10年ほど前から徐々にステンレスに切り替えた。硲口伸哉さんは「コンブが塩分を含んでいる上に、酢酸を使う工場では特にサビが出やすかった。衛生面への関心も高まり、今ではほぼ全ての材質がステンレスに替わった」と説明する。

 前身の事業所を含めると創業は大正時代にまでさかのぼり、硲口代表が3代目。年に1度はメンテナンスのために全国を回るが、数十年前に製作した機械が現役で稼働しているケースも少なくないという。コンブ専用の機械を製作する事業所は全国的にも珍しく、業界を支える貴重な役割を担っている。

問い合わせ先

戸谷鉄工所 大阪市城東区今福西2丁目9番19号
電話・FAX06・6930・2590

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年03月12日付)

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