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北のグルメ情報・産地直送ガイド:イカ製品

函館・小田島水産食品の塩辛、スギの木樽でじっくり熟成

 函館の小田島水産食品(株)(小田島隆社長)の「特製いか塩辛・木樽仕込」が小売りで徐々に売上げを伸ばしている。

 秋田スギの木樽でじっくり熟成させる伝統製法が昨今の健康志向、スローフードの時代ニーズともマッチ。手造りならではの自然のうまさに消費者の支持が広がっている。

 同社は昭和22年に塩辛をつくり始めて以来、スギの木樽に漬け込む昔ながらの製法を守り続けている。近海産の新鮮なスルメイカ、赤穂の天然塩を使い、1週間から10日間ほどじっくり寝かせる。この間、毎日、突き棒でかくはん、空気を送り込み、発酵を促進させる。

 業務用オンリーから末端消費者向けの販売を始めたのが平成2年。ダイエーのバイヤーからアドバイスを受け、ネーミングなども吟味した。ただ、当時はバブル経済期で「価格破壊」の安売り競争時代。単価面で消費者の反応が鈍く厳しいスタートだった。

 しかし、時代は変化。健康志向から伝統食品を見直す消費者嗜好が生まれ、木樽に住みつく「発酵菌」で風味豊かに仕上げる同社の製法がセールスポイントに。マスコミにも紹介され、量販店や百貨店など売り手側からの引き合いが広がった。

 小売りでは200グラムの容器入りが主体。現在、問屋や市場を通じ、地元の棒二森屋、生協、ホクレンショップ、ラルズのほか、札幌の三越、東急百貨店などで販売されている。

 小田島社長は「このままジワジワと浸透してくれれば」と期待。今後は若年層など消費のすそ野の拡大を課題に挙げ「それにはカマンベールチーズと合わせるなど山の幸との組み合わせ。そういう食べ方の提案も考えていきたい」と話している。

問い合わせ先

小田島水産食品(株) 函館市弁天町20―7
電話0138・22・4312、FAX0138・26・6570

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2005年06月13日付)

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