函館・かねごん食品、菜の花とイカ、ニシンの総菜

函館市のかねごん食品(株)(奥田誠一郎社長)が菜の花を使って開発した水産加工品が注目を集めている。ニシンと和えた「菜の花にしん大漁漬」と函館産スルメイカを使った「いか酢菜の花」の2製品。調味料には酢やオリゴ糖などを使用、健康志向にアピールした製品に仕上げた。
函館では市民有志らが一昨年に「はこだて菜の花プロジェクト」を発足。高田屋嘉兵衛ゆかりの菜の花を栽培し、食品加工業への利用や観光名所の創出など産業振興を目指している。
同社の奥田雅章専務が同プロジェクト設立メンバーでもあり、プロジェクトが育てた菜の花の塩蔵を原料に製品づくりに取り組んだ。
「菜の花にしん大漁漬」はアイスランド産などの輸入ニシンを使用。3枚フィレーを食べやすい一口サイズの15ミリ幅にカット。カズノコのバラ子、菜の花、ニンジン、ショウガなどを加え、酢のほかにオリゴ糖も配合。「さっぱりした甘味で子供からお年寄りまで幅広く食べられる」と奥田専務。
また、「いか酢菜の花」は、函館産スルメイカのボイルを塩辛大に切り、ニンジン、ショウガ、トウガラシ、菜の花とあえて特製の酢に漬けこんだ。
菜の花は、緑黄色野菜の中でもビタミン、ミネラル、鉄などの栄養価が豊富で、美肌効果、高血圧予防などの効能が注目されている食品。
同社では、さらにニシンのEPAやカルシウム、イカのタウリン、腸内のビフィズス菌を増やすオリゴ糖などと併せて「健康」を前面に打ち出している。
また、「いか酢」ではイカの皮を向き、透き通った酢を使って、イカの白色と野菜の緑、赤の彩りも引き立たせた。
「にしん大漁漬」が化粧箱、「いか酢」がプラスチック容器入り500グラム。市内のデパートや小売店のほか、東京・有楽町のどさんこプラザで試験販売。
奥田専務は「今後も海の幸と併せて菜の花を生かした商品開発を進めていきたい」と話している。
かねごん食品(株) 函館市入舟町16―35
電話0138・22・5373、FAX0138・22・5331
(2005年07月25日付)

