本紙から
水産業機器資材
水産新聞社からのご案内
■ご購読のお申し込みはこちらから

漁労機器資材

根室・松田アイスマシン、海水・塩水製氷機新開発


開発したスクリーン式海水・塩水製氷機

 根室市の冷熱機器製造販売業、(有)松田アイスマシン(松田宏社長)は、平板の製氷板に氷結した氷を脱氷刃で機械的に剥氷する「スクリーン式」の海水・塩水製氷機を開発した。製氷工程の時間ロスを抑え、製氷コストを削減。プレートアイスの厚さも調節できる。特許を出願するとともに、受注を本格化している。

 温水、ホットガスなどを利用した脱氷は、脱氷時に一度温度が上昇、再び製氷の冷却温度を回復するのに時間的ロスが発生。氷質も軟質になりやすい。

 このため、同社は製氷、脱氷の一連の工程で温度変化がなく、熱損失ロスが生じない技術を研究。今回の製氷機を完成させ、特許を出願。大地みらい信用金庫地域振興室(倉又一成室長)の支援を受けた。

 平板の表裏両面を製氷板とし、その表面に上部から散水し、製氷。複数個の脱氷刃が左右水平に移動し、製氷板から氷を剥離する仕組み。脱氷時間は数十秒。製氷時と脱氷時の温度変化がなく、始動時冷却後の温度を維持したまま運転できる。

 氷の厚さも散水時間の調整で3~15ミリの範囲で自由調節が可能。散水は循環式。製氷板は耐食性金属構造で海水、塩水氷の製造が容易。

 また、製氷・水切り硬化工程時の未凍結水と、脱水工程で剥離される氷を分離するシャッターを備え、貯氷庫に氷だけが投入されるよう工夫した(特許出願)。

 結氷面積2平方メートル、氷厚3ミリの製氷工程は1サイクル3分。製氷コストは「従来型より3割削減できる」と松田社長。機械の使用は日産2トン、4トン、3トン。

 開発に5年。松田社長は「根室発の新技術として全国に発信したい」と話し、デモも行いながら、水産加工メーカーなどに導入を提案していく。

問い合わせ先

(有)松田アイスマシン 根室市桂木108
電話0153・22・3075、FAX0153・24・9858

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2006年07月17日付)

Copyright © Suisan Shinbun All Rights Reserved.
週刊水産新聞に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
個人情報の取り扱いに関するお知らせ。