ホタテ養殖用丸かご振るい装置 作業時間大幅短縮

重労働を解消し貝へのショックを最小限に抑えた改良型の丸かご振るい装置(横内さんの作業場内)
道北日本海のホタテ養殖漁家で新型の丸かご振るい装置が活躍している。コンベヤーの始まり部分に設置し丸かごを挿入、中のホタテを振るい落とす仕組みで、(株)北村鉄工所(網走市、北村譲二社長)が漁業者の考案を受けて製作した。
考案者は、丸かご養殖による良質貝の生産と作業機械化・省力化の先駆として知られる北るもい漁協苫前支所の横内正さん・淳さん親子。
淳さんによると、3年前に1号機が完成したが、本体が大きく丸かご挿入場所が高すぎるのが難点だった。理想とする「重労働の解消」には課題が残り、振るい落とす機械動作も強かったため、貝がショックを受けやすかったという。
改良に改良を重ねてできあがったのが、現在の2号機。「沖から揚げてきた丸かごをユニックでつるし、作業台に乗せるのに2人、振るい機への挿入は1人でできるようになった」と淳さんは満足げに話す。
振るい落とす機械動作も、貝に与えるショックを最小限に抑えながら、効率は落とさないという理想型に限りなく近づいた。振るい落としたホタテは海水を張ったコンベヤーで選別機へと運ばれていく。
横内さん親子が最も重視するのは、陸上の作業時間をいかに短縮し、できるだけ早く、貝を海に戻すこと。「良質の貝をつくる最大のポイントだ」と強調する。
そして「丸かご養殖こそ機械化しやすく、それが可能。機械も稚貝から半成貝、成貝などすべてに、1台をオールシーズンで使うことでコストが削減できる」と話している。
問い合わせ先
(株)北村鉄工所 網走市南7条東6丁目
電話0152・44・1234、FAX0152・43・6473
(2006年06月26日付)




