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ファインケミカル・定置網用の水性防汚剤

 化学メーカーの東京ファインケミカル(株)(本社・東京都)が2年前に現場試験を開始した定置網用の水性防汚剤「ニューマリンエース♯640」は、シンナーを含まないなど環境に配慮した防汚剤として人気を高めている。

 シンナーやキシレンなどの有機溶剤をいっさい使わず陸上での臭いがほとんどない。また火気に対しても安全性に優れているのが特長だ。

 深みで繁殖するヒドラ対策に有効で、用途は今のところ定置網に限られる。これまで釧路、オホーツクなど道東海域のほか、青森、岩手、富山、神奈川、九州の漁場で普及が進んでいる。

 同製品は昨年10月に全漁連から他社メーカーに先んじて水系第1号の認定を受けた。

 一昨年導入した歯舞漁協ゴヨウマイ定置漁業部の滝澤孝漁労長は「これからの時代にふさわしい防汚剤。防汚効果も抜群で従来品が40~60点ならニューマリンは95点」と絶賛する。

 同じく一昨年、試験導入した網走合同定置漁業の元角文雄事務局長は「今年も昨年同様ヒドラの付着が少なく十分に合格だ。シンナー系に比べ環境にも健康にも害がなく、自分たちで染められるのでトータルでコストダウンにつながった」と喜び、来年から本格導入を決めた。

 同社では「開発から3年目。これまでのテストでヒドラに対する有効性は十分に証明された。今後はヒドラ以外の生物にも効果を上げながらコストダウンを図る研究に力を入れたい」と話す。

問い合わせ先

東京ファインケミカル(株) 東京都港区西新橋1-4-14
電話03-3506-7666、FAX03-3506-7671

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2004年12月13日付)

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