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松前鉄工所のオールステンレス揚網機

 松前町弁天の松前鉄工所(舘石智尚社長)はこのほど、オールステンレスの揚網機(2トン巻)を開発した。

 昨年11月に同町札前の漁業・増川若夫さんが導入、「故障がなく丈夫で長持ちしそう。パワーも十分で作業効率が良くなった」と全幅の信頼を寄せている。

 揚網機はギアやモーターなど既製品以外を全てステンレスに。さらに縦シャフトを50ミリ、ドラムにかかる横シャフトを60ミリとし、各シャフトを従来品よりも太くし頑丈にしたのも特長だ。

 またロープはじきや魚体を痛めない安全ローラーも装備。油圧モーターはコンパクトでパワー十分の「ダウマックスME850B」を採用。船内の状況や操業事情にあわせて高さやドラムの長さなど特注に応じた。

 切替弁を操作するだけで基本的には離れていても自動に揚網するため安全性が見込めるほか、一人操業にも対応できる。 若夫さん(36歳)は弟の弘さん(34歳)とともに若潮丸(14トン)で主に刺網を操業。小島周辺を主な漁場としマダラ漁を操業するほか、春先から始まるスケソ漁はさらに沖合で水深450メートルでの操業も行う。

 20年以上使ってきた揚網機はサビ付きが激しく、シャフトが折れるなど故障続きだった。またパワーも不足しがちで、根がかりすると途端にストップしてしまうなど操業に支障をきたすことが多くなった。

 今回、新型を請け負った同鉄工所は、現場の状況を聞きながら要所要所に工夫を取り入れ万全の揚網機を開発した。

 若夫さんは「ステンレスは(価格が)高く付いたけど、その分長く安心して使えれば良いことだ。昨年は刺網だけで賄ったが、操業効率が格段にアップしたことで今年も頑張りたい」と張り切っている。

 舘石社長は「ユーザーの収入がアップすれば何より。今回の揚網機も自信作なので普及に努めたい」と話す。

問い合わせ先

松前鉄工所 松前郡松前町字弁天102―4
電話・FAX01394・2・2069

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2004年01月26日付)

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