三石・池田水産 消費者の減塩志向、タラコの塩加減追求

リピーター客も多く、毎年完売のタラコ製品
三石町の池田水産(池田和敏社長)は、塩タラコを主力に直販。調味料を使わず、塩だけの味付け。顧客の減塩志向に合わせた塩加減を追求し、好評を得ている。
「これ以上は生臭みが出てしまうという限界まで塩分を下げている」と池田社長。調味料を使えば、生臭みも解消できるが、「タラコ本来の味が損なわれる」と、塩だけの製法にこだわり、漬け込み時間と塩の使用量の調整で試行錯誤を繰り返した。
また、原卵は日本海の釣り物を主体に使用。以前は前浜の刺網物を使っていたが、成熟が年々遅くなり、歳暮、年末需要向けに製造する12月に入手が困難になったという。
池田社長は「釣り物は鮮度は良いが刺網物より卵質がやわらかめ。塩を使えば、締まるが、顧客の嗜好に応えて塩分を抑え、製品化するのに苦労した」と話す。
生産量は3、4トン。漬け込みは機械を使わず、手返し。25年前に市場出荷から末端消費者への直販に活路を見出し、切り替えた。顧客は口コミで広がっている。
また、1月からの冬季間には、スケソのガラを使った珍味用の「皮はぎ開きスケソ」(ブリック)の生産も手掛けている。
問い合わせ先
池田水産 三石町港町66
電話・FAX0146・33・2502
(2006年02月06日付)

