丸静水産加工のタラコ 前浜物に限定、手返しで漬け込み

リピーター客も多く、毎年完売のタラコ製品
日高管内静内町の丸静水産加工(株)(土屋喜一社長)は、塩タラコの製造が最盛期を迎えている。原卵は、12―1月に静内・前浜で獲れる刺網物に限定。調味料は使わず、塩だけの素材本来の風味に仕上げている。
タラコを手掛けて30年余。岡崎勝義工場長は「出来るだけ地元で獲れる魚を大事に扱いたい」と一貫して前浜物を使用。原料特性としても「粒がしっかりしている」と話す。
鮮度の良いうちに手作業で裁割し、ガラはすり身に加工。漬け込みは樽から樽にあけ返す、手返しにこだわっている。熱を加えず、一定の温度でゆっくり漬け込む。
神経を使う作業で、岡崎工場長は「自分の体調がしっかりしていないと味がかわってしまう」と、1―2月のタラコの製造時期は特に体調管理に気をつけているという。
塩は、道産食品独自認証制度の認証を受けている秋サケの「山漬け」と同じ「鳴門うず塩大粒」を使用。「ミネラルが豊富で、塩かどが立たず、やわらかい味に仕上がる」と岡崎工場長。
生産量は2トン。今年は「例年になく漁は良かったが、成熟が早く水子になるのも早かった」と話す。
製品は市場出荷が2キロの発泡入れ、直販やスーパーなどの小売は250グラムの2パック入りの化粧箱(静内二十間道路桜並木をデザイン)。個人客はリピーターも多く、毎年完売している。
問い合わせ先
丸静水産加工(株)浦和工場 静内町浦和39―7
電話0146・44・2733、FAX0146・44・2015
(2006年02月06日付)




