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北のグルメ情報・産地直送ガイド:珍味製品

稚内・道北珍味商会のペット犬用珍味、無塩・無添加の素干し

 稚内市の珍味製造メーカー、(有)道北珍味商会(佐藤信雄社長)は、愛犬家をターゲットに、ペット犬用の珍味を商品化した。

 スケソや秋サケを原料に無塩、無添加の素干しで、犬だけでなく飼い主が食べても自然食品。東京や大阪、京都での試験販売で好調な売れ行きを示しおり、ペットブームに乗って柱商品の1つに育てたい考えだ。

 同社は30年前に創業。当時、水産加工業界では小型のスケソはミール工場送りが中心だったが、佐藤社長は付加価値を付けようと、丸干しの珍味「味の姫たら」を製品化。これがヒット商品となり、一時は年間4億円以上を売り上げた。

 簡単に食べられる食品が好まれる消費者志向を踏まえ、骨や皮なしのむき身タイプ、細いスティック状にした「たらポッキー」、ホタテのミミをボイルした「ほたてチップス」なども製品開発してきた。

 ただ近年、スナック菓子などとの競合で珍味全般の売れ行きは低迷傾向。そこで5年前から経営を任された、佐藤考策専務が新たな需要開拓として着眼したのがペット犬のおやつ用珍味。自身の飼い犬が珍味を喜んで食べていたこともあり「犬にとってもカルシウムが多く体に良い。歯やあごも強くなる」と考えた。

 調味料などを使った製品はペットフードでも既に市販されていたが、犬の健康食品として、調味料や添加物を一切使わず、素干しに。日持ちの問題や品質劣化を防ぐため、冬期間に零度前後で干し、製品化して保管。順次袋詰めし、販売する。

 スケソの「姫たら」は昨年に商品化。東京・有楽町のどさんこプラザで3カ月間、テスト販売したところ、好評を得て、さらに3カ月間延長販売。「1日3袋はコンスタントに売れた。珍味製品の回転率から考えると、売れ行きが良い。自然食品というのが愛犬家に受けたのでは」と佐藤専務。

 また、大阪や京都での北海道物産展の催事でも扱われ、引き続き好調な売れ行きだったことに加え「ご主人と犬のおやつに」という商品のネーミングも「評判を呼んだ」(佐藤専務)という。

 今年に入ってからは秋サケのトバも商品化。小型、中型犬向きの大きさを考え、サケは12センチ程度の大きさにカット。スケソが200グラム、サケが160グラム入りで1袋500円。「ご主人」用にレモン汁も入りた。現在、市内の小売店や土産物店などで販売している。

 佐藤専務は「ペットショップなどへの販路開拓はペットフードとの競争となり、価格選定、安定生産、供給体制などを考える必要があるが、売り込む努力をすれば、商品の柱になる下地はある」と話している。

問い合わせ先

(有)道北珍味商会 稚内市声問1丁目6―22
電話0162・26・2421、FAX0162・26・2423

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2004年05月24日付)

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