小樽珍味森工場、噴火産原料にホタテの珍味

小樽珍味(株)(本社・釧路市)の森工場(谷口香代子取締役工場長)が5年前に製品化した噴火湾産ホタテの珍味製品。保存料などを使わないこだわりが昨今の無添加志向にマッチ。本州の物産展などで消費者ニーズをとらえ、今年に入り販売数量が伸びている。
同社の主力商品はスケソのすき身からつくる「つまみたら」。道東物の大型魚を使用し、製品の色はマダラで製造したように白いのが特長。本社が1次処理し、森工場で味付けなど2次加工。塩分を控え、甘めに仕上げている。
生産量は原料ベースで200トン以上。大半がバラ詰めで販売業者に出荷、リパックされて流通しているが、今年から新たに通販会社のカタログ販売で自社ブランドとして扱われている。
ホタテの珍味は地元で獲れるホタテの高付加価値化を考えて製品化。干貝柱、ソフト貝柱、ベビーホタテの3種類で、開発当初から保存料や甘味料などを使わない製品づくりを進めた。
それが流通業界、消費者の無添加志向に上手くはまり、生協の共同購入のほか、今年は本州の百貨店の北海道物産展などで取り扱われる機会も増え、売れ行きが伸長。
これまでの生産量は冷凍ボイルの原料ベースで貝柱が年間30トン、ベビーホタテが同20トン。今年は1・5倍のペースで、谷口工場長は「最終的には倍近くに伸びそう」と話す。
サイズは厳密に選別していないが、その分、コストを抑えた安価販売も受けているよう。特に今年は噴火湾の冷凍ボイルが減産高値で「大きさを限定していたら原料が足りなかった」と谷口工場長。
このほか、噴火湾産の原料ではケツブの珍味も製造。半分にカットし、甘味のある味付けでやわらかく仕上げている。
小樽珍味(株)森工場 森町尾白内932―5
電話01374・2・5105、FAX01374・2・5109
(2004年10月11日付)

